12月9日 減肥悲喜こもごも

昨日は、別海方面への日帰り出張でした。毎年この時期、年末の挨拶を兼ねて行っているのですがやはり年々暖かくなっていると感じます。
 通常、この時期は牧草地も一面枯れた色になるのですが、所々青みが残っているところも見かけました。前日もかなりの降雨もあったようで牛舎の周りなどはぬかるむような状況でした。

 あちこちと年末の挨拶に回って今年の状況を聞きますが、俗に言う天候の悪い年ほど作に個人差が出るというのを実感します。

 そんな中、昨今の肥料価格の高騰を受けて肥料を減らそうという掛け声のもと、減肥を実践した農家の方も多かったと思いますが、その結果が面白いほどに一律ではないようです。

 減肥にもいろいろな個人パターンがあり、単純に1袋減らしたとか、要素で窒素、リン酸、カリを何キロ減らしたとか、堆肥の投入に合わせて肥料を減らしたとか様々です。

 その結果は?というと減肥を行ったけど何も変わらなかったという人あれば、収量が落ちてやはり肥料を入れないと作物は取れない、減肥は怖くてもうやらないという人まで、これまた様々な結果を生んでいるようですが、いずれにせよこの検証をしっかり行わないと、また来年以降の生産に向けて進歩する事が出来ないのではと思います。

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