9月3日 なたね会議

収穫の秋、本番を迎えていますが、お盆明け以降どうも十勝らしい秋晴れにお目にかかれません。台風の行方も気になります。

先日、札幌で道主催のナタネに関する打ち合わせ会議に㈱エコERCの役員として出席して来ました。今年度から始まった戸別所得補償制度の対象品目にソバとナタネが対象になったことを受けて3月にも一度開催され、今回が2度目の打ち合わせ会議でした。

ナタネは搾油用の子実収穫を目的に昭和30年代までは全国で20万ヘクタール以上の作付けがありましたが、一時は輸入物のナタネに押され作付面積も全国で数百ヘクタールまで落ち込みましたが、最近の環境問題や食に対する安全性の意識の変化などにより、平成22年度では全国で1700ヘクタールほどの作付けになり微増の傾向にあります。

しかしながら安定的な種子の確保や、使用農薬の登録問題、また搾られた油では輸入物のキャノーラ油との価格差は数倍以上あり、生産をしても販売などの面でも工夫が必要な状況もありますが搾りかすの肥料や飼料への利用、景観作物やエネルギー利用など可能性を含む作物であることは間違いありません。

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