《事例27》平成31年2月 比較してその違いを実感しました

2019年4月12日
(有)サンタドリームサプライ 山本利浩さん

十勝最南部に位置する広尾町、㈲サンタドリームサプライさんは、平成17年に設立されたTMRセンターです。現在の管理面積はデントコーン150ha、牧草地250ha、合計400haで、ここで収穫された粗飼料をベースに濃厚飼料やサプリメントなどを混合し、9戸の酪農家へ供給しています。現在TMR部長を務める山本利浩さんは、自らも経産牛170頭ほどの酪農を営んでいますが、現在は牧場を主に娘夫婦にまかせて、TMRセンターの運営に専念されています。

十勝中央部と比較すると積算温度も低く、厳しい条件にある広尾町ですが、㈲サンタドリームサプライさんでは平成29年よりデントコーンの除草剤茎葉処理時に「唐津酵素」を混用して使用して頂いています。同年9月に十勝を襲った台風の風雨によって、最終的には倒伏の大きな被害を受けましたが、極早生の75日という品種では、その生育過程において明らかな差を感じたと話されました。

平成30年には、唐津酵素と同様の資材があると、ある資材販売業者からのセールスを受け、それならばと比較試験を試みたそうです。すると「唐津酵素」の方が明らかに初期成育などで差が見られたそうで、近隣地域ではデントコーンの収穫量が大きく減収していた中でも、㈲サンタドリームサプライさんでは、平年と比較しても遜色の無い収穫量を維持することができました。

平成30年産 唐津酵素を使用した圃場の様子

比較試験圃場の様子

TMR部長の山本さんは、北海道TMRセンター協議会の代表幹事や、十勝のTMRセンター連絡会議の代表も務めるなど多忙な毎日を送っていますが、その集まりの中でも「唐津酵素」の話題を提供して頂き、今年は北海道内のTMRセンターで「唐津酵素」の使用を検討している所もあります。山本部長は今後とも地域のTMRセンターとして責任をもって、良質な粗飼料の確保に努めていきたいと語られました。

ページトップへ戻る