《事例34》令和3年3月             信頼と食べる喜びを創造のため、作物に向き合う

2021年3月 4日
幕別町 (株)若山農場

 幕別町で営農されている()若山農場の若山貴弘社長は、帯広農業高校を卒業後、東京都にある玉川大学農学部で農学を学び、卒業後23歳で家業である農場に就農され、2018年に経営移譲されました。大学在学中にはプロボクサーのライセンスを取得し、プロのリングにも上がった経験を持たれています。現在は中小企業同友会の農業経営部会幹事を務められています。また、環境への配慮や、農産物の安全性を高めていくことを目的としている「JGAP認証(青果物・穀物)」を取得され、適切な農場管理に努められています。

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トラクターの前でにこやかな若山貴弘社長、下はプロボクサー時代の若山社長

 若山農場さんは、2019年より唐津酵素バイタルシリーズを使用いただいております。この2年間使用された率直な感想を、若山社長自ら当社HP用に綴っていただきましたので、全文をそのまま掲載させていただきます。

以下全文。

 (株)若山農場は幕別町古舞で耕作面積約50haの畑作農家を営んでいます。

2019年より唐津酵素バイタルシリーズを使用しており、ほぼ全ての作物に使用しています。

昨年から直播ビートの栽培を始めたのですが、移植ビートに比べて約1ヶ月半短い生育期間をどうカバーするかが課題でした、そこで毎回の防除にはBバイタルを加えて散布しました。時にはBバイタル単体でも葉面散布を行ったところ、生育初期から旺盛な生育を見せ、7月に入った段階で畝が塞がり移植ビートとほぼ変わらない容姿となりました。収量もほとんど変わらない結果となり、今後直播ビートに切り替えていこうと考えている中で大きな自信となりました。

 Bバイタルを基本とし、生育ステージによってCAバイタルも併用しています。防除の際に混合するだけなので手間もありません。散布するたびに作物が元気になっていくのが実感でき、見ていてとても嬉しいです。かつては除草剤を茎葉処理する際に、作物自体がダメージを受け生育が停滞してしまうことに悩んでいました。Bバイタルを混合して除草剤を散布したところ、生育の停滞もなく伸び伸びと育ってくれるようになりました。また、大豆、小豆において収量が安定することにつながっています。

 肥料は必要量のみ、農薬の使用回数や濃度は低くしたいという思いのもと、毎年試行錯誤しています。そういった中で、植物体内のサイクルを促進し、肥料や農薬の効果を高めてくれる唐津酵素は、大変心強い存在です。唐津酵素を使用している方のお話で、植物体内の硝酸態窒素の含有量が減少したというお話を聞き、早速ナガイモの検体検査を検査機関で行ってもらいました。その結果とても低い数値を確認できました。硝酸態窒素の含有量が低ければ腐敗しづらく、食味も良くなります。また、何よりも安全性が高まりますので、ナガイモの品質向上につながっていることが実感でき、やりがいにつながっています。

 ()若山農場が目指すのは、「信頼への取り組みを通して、食べる喜びを創造していく」ことです。信頼への取り組みのひとつとしてJGAP認証を取得しています。農産物や農場の安全・安心を根拠に基づいて示したいという思いのもと、4年前から取り組んでいます。みなさんに安心して召し上がっていただける農産物を栽培し続けられるよう、これからも日々精進してまいります。

bi-to6-1.jpg生育の順調さが伺える直播ビート

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きれいに管理された大豆畑

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曲がりも少なくきれいな状態で収穫されたナガイモ

 唐津酵素を使用されてからまだ2年間ではありますが、酵素についての理解を深めていただき、目指すべき作物生育の一端として、唐津酵素を使いこなしていただいており、当社としても大変うれしく思っています。

 若山社長が掲げる「信頼への取り組み・食べる喜びを創造」という目標に対して、実直に目指すべき生産物栽培をされている姿は、苦労の中にも充実感が感じられ、農業生産者の鑑ともいうべき姿に見受けられました。更なる今後のご活躍を期待しています。

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