《事例16》平成29年10月 土が変わって来たのを実感しています

2019年4月12日
吉川じゃがいも農園

京極男爵や名水で有名な後志管内京極町にある「吉川じゃがいも農園」の吉川政一さんは、33年前に札幌から京極町にお婿さんとして迎えられました。
現在3代目の経営主として31haの畑で、じゃがいも、小麦、ビート、大豆、小豆の栽培を行っています。
吉川さんのポリシーは作物の生育に適した土づくりによる美味しいじゃがいも作りですが、直接消費者の皆様に安心して食べて頂けるようにと、極力化学肥料や、農薬や除草剤を減らし、植物性の茶葉の堆肥や当社取り扱いの「ボーンエースR骨炭」を始めとして、「唐津酵素」は6年前より使用されています。

常日頃からの土づくりに対する絶え間ない努力と研究、そして唐津酵素の使用によって近年、吉川さんは土が変わって来たと話されました。以前であれば輪作体系の中に組み入れていたエリモ小豆は、落葉病などの発生によりかなりの年数を空けなければいけなかったものが、最近は落葉病の発生も無くなり、安心して増収性と風味の良いエリモ小豆を作付けしています。特別に作った箱に入れて消費者の手元に届くじゃがいもも味の良さには定評があり、また今年は特に製品の歩留まりや土離れも良く、味も折り紙付きで上々の出来のようです。

取材時、長男の洋平さんは大豆の収穫作業中で不在でしたが、大学の居合道を通じて知り合った三段の腕前のお嫁さん舞さんと、将来は吉川じゃがいも農園の五代目として、最近農業機械に興味が芽生え始めた伊織君

どんなに時代の変化や偏った天候になろうとも、農業生産そのものを支えるのは土づくりと栽培管理技術であると断言される吉川政一さん、その考えは四代目の洋平さん、そして五代目の伊織君へと間違いなく受け継いで行かれることでしょう。

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