唐津酵素農法とは
作物生産において、窒素は欠かすことの出来ない肥料成分です。作物の根から容易に吸収された窒素成分は、植物体内において最終的にたんぱく質に変わることにより作物の成長に繋がって行きます。
しかしながら日照不足や、それに伴う低温などに見舞われると光合成も順調に行われず、作物成長に支障を来します。 また作物内に過剰に残留した窒素分は作物自体の免疫力や耐病性を低下させ、尚且つ、病原菌や害虫を寄せ付け、それが農薬の大量施用にも繋がりかねません。
与えられた窒素成分がたんぱく質に同化されて行く過程においては、ホウ素、モリブデン、マンガン、鉄、亜鉛、銅などの微量要素や硝酸還元酵素やアンモニア酸化酵素を始めとする様々な酵素が重要な役割を担っています。
今まで農業生産現場において、窒素、リン酸、カリと言った三要素をはじめ、マグネシウムやカルシウムなど土壌診断に基づく過不足は改善の方向にありますが、酵素となると中々、目に見えるものでは無いので軽視されて来た傾向があります。
しかしながら、作物や家畜、また人間においても摂取した栄養や肥料成分を消化、同化、また再結合して行くためには酵素は無くてはならない存在なのです。
その酵素を積極的に活用することにより、作物の生育をコントロールし、品質を高め、味の良い作物生産を可能にしたのが長崎県島原市にある(株)島原無線のバイオベジの「唐津酵素農法」なのです。