4月27日 デジタル技術アナログ技術

十勝管内は、発達した低気圧の影響で季節外れの大雪になりました。帯広市内は5~6cm程度でしょうが、南部では40~50cmの降雪があったようです。農業関係への影響が心配されます。
 
 20年来使用してきた我が家のテレビも、地デジ対応の大画面テレビに買い換えることになりました。一昔前までは1インチ当たりの単価が1万円なんて表現をしていた時期が記憶にありますが、結局購入したテレビの1インチ単価は3500円程度でした。
 
 家電業界というのは熾烈な世界競争で液晶テレビは韓国のメーカーに負けているとも言われます。
 ある経済評論家がデジタル技術と言うものは技術競争が激しく新商品を開発してしばらくすると価格競争が起こり、結局のところ企業収益の減少につながるというサイクルを繰り返す技術だと述べていました。
 
 改めてその技術の対極にあるアナログ技術の極みにあるのが農業なんだなと実感する事があります。
 ある程度の規模は必要になるとは思いますが、このところ大規模経営もどうも雲行きが怪しい感じがします。農業に新規参入しようとしたユニクロやオムロンなどの大企業は早々に断念し撤退しました。
 24時間操業とスケールメリットの理屈が通らないのが農業の世界です。しかしながらそれだけに甘んじることなく、消費者理解などの信頼構築、時には食育などソフト戦略がより重要になっていくのでしょう。

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