3月31日 この国の安全規準

 今日は3月31日、企業経営にとっては今日が大晦日みたいなもんです。ただ我が家の企業年度末は、子供の卒業入学といつの年に無く忙しく、さらに東北関東大震災の影響による物流の乱れがさらに追い討ちを掛けられてます。

 ここ2~3日、10度を越えるポカポカ陽気が続いています。年明け以降、ほとんどまとまった降雪が無く、いつもの年以上に畑が顔を出すのも早いようです。先日、伺った標茶町のお客さんは3月に家の前の福寿草が芽を出したのは初めてだと聞きました。
 
 私事ですが(ブログって私事か!)牡蠣が大好きなんですが、先日、釧路の炉端焼きの店で、今後、数年間は厚岸や釧路の牡蠣は食べられなくなると聞きました。
 道東沿岸の養殖施設も津波により壊滅的な被害を受け、また養殖のための稚貝はほとんどが三陸沖のものというのがその理由です。
 
 津波により陸地の奥まで押し寄せ海水に浸かった農地や、原発の事故により放射能を浴びた農地の農業生産の再開などは果たして可能なのか、被害状況の把握すら出来ていない現状に憤りを感じます。

 最近の報道を見ていて感じるんですが、人が1年間に浴びる自然界の放射能のレベルと同じなどと表現されますが、それを聞いたところで安全なのか危険なのか、それぞれ個人が判断しろ!ってことなんでしょうか。

 一説によると、日本の放射能物質の基準は世界的にも厳しいと効きましたが、それでは、たかが5メートルの津波しか想定していない地震頻発地域に立てる原子力発電所の安全規準ってのは一体何なんでしょうか。
 
 この国の安全規準は、どこの誰がどのように決めてるんでしょうか、何とも理解し兼ねます。

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