十勝産小麦

今日の日本経済新聞、北海道経済欄に「ブランドを育む」十勝産小麦の特集記事がありました。輸入一辺倒に押されていた製パン原料の小麦が北海道産に徐々に切り替わってきているようです。
 国産小麦の最大生産地、十勝でも新たな動きが始まっているとのこと。
 同友会会員企業でもある帯広の柳月製菓に「三方六」という有名なお菓子がありますが、昨年、スポンジ生地に使う小麦粉を全面的に十勝産の小麦粉に変えたという話を聞きました。以外にも歴史のある有名なお菓子の原料が地元産ではなかったのですね。
 結局、十勝で生産されている大半の従来からの小麦の品種は製麺向けが主流で製パンには向いていなかったということも原因ではないのでしょうか?
 食の安全安心、地産地消が叫ばれ、また消費者のニーズが多様化しているこのご時世に買ってもらえる商品を生産するのは当たり前の話であり、作る側にも消費する側にとってもお互いにメリットのある形を作っていかなければいけないのです。
 小麦の大生産国オーストラリアでは、近年の異常な干ばつにより小麦の生産量も減少し、相場が上がってきているようです。生産コストは低くても海外から持ってくるが故にポストハーベストの心配もあります。
 生産サイドだけの都合のよいモノ作りだけをしている時代ではありません。品種改良など専門技術を必要とする部分は農家だけの力ではどうにもなりませんが、農業界一丸となって消費者ニーズをしっかりと捉えたモノつくりをしていきましょう。
 私自身もその一人として安全で安心の出来るモノ作りに今後も努力していきたいと思います。
 コマーシャルですが、当社のボーンエースAP325(葉面散布用リン酸カルシウム)は大半が、小麦に使用されています。

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