加工用イモを作ろう

ポテトチップ国内最大手のカルビーが、国産ジャガイモの端境期である2~6月に米国産の生鮮ジャガイモを輸入する事を決定したらしいです。

 十勝管内でもカルビー向けの加工用馬鈴薯を生産している町村がいくつかあります。当社の取引先でもカルビーから特級の品質で買い上げてもらい奨励金なども含めるとかなりのいい収入を得ている農家の方もいますがその反面、そうか病の発生や選別の手間がかかるといった理由によってカルビー向けの原料生産を断念する農家の方も出てきており、カルビーとしても原料が集まらなくなってきているとの情報も伝わってきています。


先日、京極町へ行ったときに生食用の男爵を生産している農家の方男爵は作りやすいイモだと言っていたことを思い出しました。十勝では聞いたことがありません。その方は札幌の東急ストアとの栽培契約を結んでいるそうです。


 現場を回っているとたとえば有機物の扱いについても極端に分かれています。土つくりのためといって有機物投入に費用をかける人と雑草だ、病気の発生だといって有機物(堆肥)投入をしない人、私のお客さんでも堆肥つくりをしっかりと行いそうか病を克服し、品質の高いイモを作っている方もいます。
 
 品目横断的政策が導入されて収入が目減りするという現実の中で、新たな作物の導入を考える事も大事でしょうが、今一度、品質の良い加工用イモを作って収入を確保する事を考えてみませんか。

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