先月53歳になりました。人生初の手術入院で誕生日を病院のベッドで過ごしました。ブログの不具合も相まって5月中のブログ更新は叶わず、6月の初日を迎えてしまうことになりました。
3週間もの間、仕事を離れたのも初めてですし、3週間お酒を飲まなかったのも初めての経験でした。ただお取引先の全ての皆様のご理解とご協力で何とかこの状況を乗り切ることが出来たことに大変感謝をしています。もちろん家族の皆にも。
このところ全ての牛の高値が続いているようです。和牛、乳牛、老廃牛など軒並み前年の価格を大きく上回っています。牛ももちろん需要と供給により価格が形成されるので全てにおいて牛が不足していると言うことなのでしょう。乳牛の不足は生乳生産の不足に直結し、先日の報道にもあったように年末の需要期へ向けてバターの緊急輸入措置が既に決まったようです。
先日、知り合いから民間の金融機関が酪農家の規模拡大のために莫大な融資を行なうと言う話を聞きました。今までの農協金融ではとても考えられない金額でした。
過去の日本経済のバブルを煽った一つの原因に金融機関の過剰な貸付がありました。貸出先を失ったマネーが今、正に畜産の現場に押し寄せて来ているのでしょうか?
継続的な畜産事業発展のために適正な投資は当然でしょうが、ちょっと常軌を逸している感が拭えません。牛の価格の上昇も永遠に続くなんて事は絶対にあり得ません。最後にババを握らされるのは一体誰になるのでしょう?