飼料用穀物価格が高騰する中、今さらながら自給飼料の見直しが叫ばれています。皮肉なことにエネルギー飼料としてのデントコーンに、ここ数年、深刻な病気が発生しています。今年もその発生が確認され、昨日の地元新聞にもその記事が掲載されました。
発生原因の菌を特定することはもちろん重要なことでしょうが、問題はそれをどのように抑制するのでしょう。殺菌剤でも散布するのでしょうか?1gの土壌の中には1億とも言われる微生物が生息していると言われています。
病気を引き起こす菌だけを死滅させる方法などあるとは思えません。デントコーンは一般的に輪作が可能と言われ、現場の中には十数年若しくはそれ以上の作付けを続けている畑もあります。しかし現場を見ていると全くその発生が確認されない畑があるのも事実です。ある酪農家さんが言っていた言葉がとても印象に残っています。「今まであまりにも何もして来なかった。」もしかしたら病気の発生の無い土壌に解決のヒントがあるのかも知れません。