11月15日 若草のカマンベール

農業経営部会会員の中札内村(有)十勝野フロマージュさんでは、(独)北海道農業研究センターとの共同研究で作られた、期間限定、幕別町忠類、高野牧場さんの放牧牛乳100%使用のカマンベールチーズを現在、販売しています。高野牧場さんは、当社の取引先でもありますので早速、買ってきました。
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 高野牧場さんは毎年5月頃から10月一杯程度まで、放牧を中心とした牛乳生産をしている牧場です。
  (独)北海道農業研究センターが高野牧場さんで放牧酪農の調査をしている中で試験的に放牧期間限定の牛乳を原料に作ってみたそうですが、(有)十勝野フロマージュの赤部社長によると、放牧をしていない原料乳と比較した場合、発酵速度が違うのと明らかに見た目の違いとして中身の色が黄色くなるところだそうで、実際に通常の原料乳で作られたものと食べ比べてみると、風味や口どけ感に違いを感じました。
 また、研究によると放牧牛乳を原料でチーズを作った場合、共役リノール酸が多く含まれるのだそうです。
 人によっては青草の臭いがするといわれる方もいるらしいですが、赤部社長曰く、「これが本当の味なんです」と言っておられました。
 もちろん、放牧期間だけの原料乳だけでの製造ですので、生産量も限られますが、興味のある方は、是非、一度食べてみては?

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