十勝農協連から、2008年の畜産統計が発表されました。
管内の生乳生産量は1978年以降最多の103万トンで、酪農家戸数は34年連続の減少で1692戸になったそうです。
経営難や後継者不足が離農の主な原因のようですが、やはり農家戸数が減少していくことは決して好ましい事ではないですね。
経営難はともかく、今の時代ですから私は個人的には必ずしも農家の子弟が後継者になる必要はないと思います。やる気の無い息子よりやる気のある他人のほうが良い場合もあります。ただ地域でそのような人作りを支えていく仕組みが必要ではないでしょうか。
一方で一時的に増加した農業生産法人などの大規模経営も増加していないそうです。離農などで減少した生乳生産量をカバーするという側面もあるのでしょうが、人件費が不明朗な?家族経営と違い人件費が明らかに計上され思ったほどスケールメリットはでないという話も最近では現場で耳にします。スケールメリットを活かし販売面でも有利性を発揮できるのであればいいのでしょうが、現在の保証乳価制度の元、ただ生産した生乳を引き取ってもらうだけでは規模の大きさと生産コストの低減を結びつけるのは容易ではないと思います。
やはり生き物の数を多く飼うという事の難しさを感じます。
さて明日は、いよいよ競馬の牝馬クラシック開幕戦第69回「桜花賞」が開催されます。
前評判では「女ディープインパクト」の異名をとる「ブエナビスタ」の人気が圧倒的ですが、当社の「ボーンエース競走馬用」をしっかり給与された栗東、藤原英昭厩舎の「ジェルミナル」にも一発狙って欲しいものです。