10月20日 ミミズは土の耕作者

土壌においてミミズは、とても大事な存在です。しかしながら化学肥料の多用や農薬の使用などにより畑作の土壌などでは、ミミズはほとんど見かけなくなってしまいました。

 牧草地、特に放牧草地においては化学肥料や農薬、除草剤を全く使用しないことも可能なためミミズの存在がその草地の地力のバロメーターの一つになります。

足寄町の黒田牧場さんで先日、シーズン終盤を迎えた放牧草地を案内してもらいました。
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放牧草地のいたるところでミミズが掘りあげた穴と大量の排出物を確認する事が出来ました。
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黒田さんの放牧草地では、リン酸カルシウム分として当社の骨炭以外は必要性が無くなったため、この5年間は化学肥料を一切使用していませんが、単位面積あたりこれだけのミミズの糞が排出されれば肥料はいらなくなっても何ら不思議ではないのではないでしょうか。

 黒田さん曰く、毎日、放牧草地を見回りながら新たな発見をする事が楽しみだと言っています。ミミズの力に改めて感心を覚えました。

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