5月25日 何の補償もない

昨夜から強い雨が降り続いています。九州方面でも記録的な降雨になったようですが、十勝地方も100ミリ近い降雨が予想されています。この時期こんなには雨はいらないんですがね。

 口蹄疫感染拡大の影響で7月に予定されていた4年に1度の国際農機展が1年延期になりそうです。以前にもブログ上で触れましたが町村単位での家畜共進会ですら中止にしたのですからが懸命な判断ではないでしょうか。

 今秋に開催される全日本ホルスタイン共進会の開催判断の決定も近々なされるようです。

 新聞やテレビでは家畜を処分する農家への補償問題が報道されていますが、我々のような畜産資材の販売業者などの経営危機問題はまったく触れらていません。所詮あまりにも少数で地域経済に対する影響が少ないからなのでしょうか?

 家畜を処分された農家は当然数年の間は経営が再開されないでしょう。すると畜産農家を顧客としていた取引業者はまったく売上がなくなるわけですから大手の企業ならいざしらず地域密着型の中小企業などにとっては死活問題です。まあせいぜい緊急の資金融資制度を設置する程度のものでしょう。
 いつ取引先の農家が経営再開されるかわからない状況下で仮に運転資金の融資を受けたとしても借りた金は返さなければいけません。
 なんともやるせない気持ちになります。

ページトップへ戻る