8月12日 誰のための食料自給率?

 昨日の帯広の最高気温は34℃、この夏、最高の暑さでしたが風が強かったのがまだ幸いでした。春先の長期予報、昨年ほどは暑くならないって言ってませんでしたっけ?
 この暑さで、冷涼な気候を望む大根などは高温障害発生の恐れが出てきているようです。乳牛などもここに来て乳量の低下や繁殖障害などが発生してきています。
 知り合いの獣医師に聞いた話ですが、元来、暑さに対する抵抗力の弱いホルスタイン種は外気温が30℃を越えると繁殖力が極端に低下する生き物なのだそうです。
  
 農水省から2010年度の食料自給率が発表されました。前年度より1%低下で4年ぶりの40%割れだそうです。自給率が低下したことが良いとは思いませんが、2020年までに50%まで引き上げるという目標が虚しく感じてしまいます。

 また、完全に震災による原発事故の影響がなくなるまでの時間がわからない中、国内の農産物に対する不安により今年度の自給率はさらに低下するのでしょうか。

 結局のところ、食料自給率を向上するも低下させるのも、我々消費者一人一人の行動に委ねられているのでしょう。

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