ここ数日、やっと平均並みの気温になってきたように感じられます。アベノミクスによって株価の上昇、輸出型産業にとっては円安に伴う利益の大幅な改善などいい事ずくめのようですが、円安によって恩恵を受ける産業があればまたその逆もありで、輸入エネルギー資源に依存する国内運輸業界を始め、現実的に輸入食料の依存度が高まっている一般家庭の台所へもその影響はじわじわと広がっているようです。
残念ながら日本の畜産は、海外から輸入される大豆やトウモロコシといった飼料用穀物に依存しているのが現状です。しかしながら広大な飼料畑を持つ北海道だからこそ出来る自給飼料が改めて見直されています。
十勝南部にある広尾町の(有)ミックランデーリィさんでは、デントコーンの播種作業も後半を迎えていました。
(有)ミックランデーリィさんは海に近く、初期成育時の気温も上がらないため永年マルチ栽培に取り組んでいます。
今年も46ヘクタールの畑に94日の品種を播いています。
フランス製のこの播種機は20年も活躍している年代物
今年、海外実習から帰って来た息子さんも強力な助っ人です!
10ヘクタールの広大なラップフィルムの海が広がります。
好むと好まざるに関わらず現在の日本の畜産業は為替の影響を受けるのが実態ですが少しでもその影響を減らす経営努力が求められますね。