広がる和牛生産

暑さのためって、わけではありませんがしばらく投稿サボッってしまいました。

今朝の北海道新聞の記事より、2006年度の北海道内での繁殖用の和牛の飼育頭数が過去最高となったとのこと。
 以前より、高齢化などによって本州での繁殖和牛を飼っている農家戸数が減少し、必然的に北海道での繁殖牛の増加につながっていくだろうという見方は出ていました。
 確かに北海道は本州に比べ、飼養条件は整っていると思われますが、新聞記事の中で気になった点が一つ、JA道中央会は道とともに戦略会議を設立、「米価や乳価が低迷する中、収益性の高い和牛は所得補完の魅力がある。飼育は比較的簡単で高齢者の労働力も活用できる。」と、私の取引先の和牛生産農家の方たちから常日頃、和牛は駆け合わせや管理方法など難しい面が多いと聞いています。
 収益性が良く、飼育は比較的簡単。こんな言葉にだまされてはいけません。これでは○○商法の勧誘と、さほど変りないじゃないですか。
 どうせ言うなら、「和牛は寒さに弱く、手間もかかりますが、質の高い素牛を生産すればそれなりに儲かりますが、出荷時の素牛相場まではわかりません。」と。

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