12月3日 宇宙一の牧場?

12月に入りました。あっという間の一年で・・・・・・・って、毎年おんなじこと言ってます、進歩がありません?

 先日、農経部会に新しい仲間が加わりました。
img_0453-w1024.jpg
足寄町にある(有)北十勝ファームさんです。

実は、ファームマネージャーの上田金穂さんとは、古くからの知り合いで、当時はホルスタインと交雑種の生産を行っていました。
 
 現在は、最近、注目され始めている、知る人ぞ知る「日本短角牛」を500頭ほど飼育しています。おそらく日本国内でこれほどの規模で短角牛を飼っている畜産農家はいないはずですから、必然的に梨田監督じゃないけど、”宇宙一”になるわけです。

img_0456-w1024.jpg
img_0454-w1024.jpg
こらこらエサ箱に入っちゃいけませんお行儀が悪い!

短角牛は、現在の日本の枝肉の格付けが脂が重視されるため独自の販売や流通経路を持たないと経営が成り立ちませんが、粗飼料を中心とした飼養管理で育てる事が出来、昨今のヘルシー志向にもマッチし野菜などの宅配システムなどを利用して特定の消費者の元へ届けられています。
 
 上田さんは、飼料穀物価格の高騰を経験した事が従来の品種からの転換だったといいます。

現在、素牛の生産は夏場、釧路市音別で200haの広大な牧草地で行い、肥育時にはデントコーンサイレージを給与し粗飼料の給与率を上げています。

 圧倒的な知名度を誇る「黒毛和牛」の対極にある短角牛ですが、輸入の飼料穀物に依存せず、自給飼料にこだわり、且つヘルシーな肉作りを目指す上田さんの取り組みは今後、一段と注目されていくのではないでしょうか。
 同友会に入ることをきっかけに地元での短角牛の知名度もあげて行きたいと、上田さんは言います。

ページトップへ戻る