このところ低迷を続けていた国産の小豆価格が急上昇し始めているようです。中国製の冷凍ギョーザ事件を受け中国当局が輸出検疫の強化を打ち出したのが原因らしいです。
十勝は自他共に認める小豆の大生産地ですが、その昔は「赤いダイヤ」などと呼ばれ、小豆相場で一儲けを企む時代もあったそうです。
品目横断的経営安定対策の所得保障対象外である雑豆(小豆、金時などの菜豆類)の種子豆がかなり供給がタイトになっているという情報も先日、耳にしました。
関係者は今後の相場は中国の動向次第といいながらも、国産小豆の良さが見直されればと語っているようですが、せっかくの国産物にとってはフォローの風が吹いてきているのですから先日の十勝農業試験場の加藤さんのお話ではないですが、中国産との品質や機能性の違いを大いにアピールし、差別化を図っていくいい機会ではないでしょうか。
「十勝は気温の寒暖差があるから良い小豆が出来る。」だけではちょっと寂し過ぎますね。
十勝で小豆を作れば誰でも同じものが出来るわけではないのですから。