12月25日 馬鈴薯のそうか病

今日はクリスマスですね。あと1週間で今度は正月と年末の楽しい行事が目白押しですが、鳩山さんはそれどころではないでしょうね。

 ところで馬鈴薯にそうか病と言う病気があります。いもの表面にかさびたのようなものが付着し、程度によっては生食やポテトチップスなどの加工用原料にならずにでんぷん原料としてしか出荷できずに大きな減収になってしまいます。
 発生の原因は土壌微生物のバランスのくずれと言われていますが、未だに有効な解決方法が見つかっていません。
 
 私の行っている豊頃町でも加工用馬鈴薯を生産している地域があるのですが、ここでは永年に渡って、当社のボーンエース骨炭を使えば馬鈴薯のそうか病が減少し馬鈴薯の品質が上がるということが生産者の間で口コミで広がり、現在では多くの加工馬鈴薯生産者の方たちに使用していただいています。
 
 もちろんボーンエース骨炭は特効薬でも魔法のクスリでもありません。以前そのメカニズムを解明しようと農業試験場に相談に行った事があるのですが決定的な理由は分かりませんでした。ただ経験上いくつかの思い当たる節はあるのですが?
 
 一般的に今年のような降水量の多い年には粉状そうかと言ってカビの系統の菌が引き起こすそうか病があるのですが、最近は気象条件に関わらず各地でそうか病が発生しているとの情報も聞きます。
 
 土は生き物です。生き物である以上は食事を与えなければいけません。またその食事も出来るだけ偏らずバランスのとれたものでなければいけません。馬鈴薯のそうか病に関わらず多くの作物に発生する病気が土壌の不健康が引き起こしていると言っても過言ではないと思います。

 経済活動と土壌の健康のバランスを保つ事が今年のような気象の年の教訓としなければいけないのではないでしょうか。

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