8月30日 緊急総合対策が出されたが?

 昨日、政府から緊急総合対策が出されました。
一時期から見ると原油価格や穀物相場が下がる傾向にはあるものの、現在の世界的な諸状況を踏まえると3~4年前までの水準まで戻るとは考えられません。

 我々のような中小・零細企業に対しては、資金繰り対策の拡充を柱を中心とした対策がありますが、一時的な資金繰りのための融資を受けたとしても借りた金は返さなければなりません。
 現在のような経済状況が一時的なものとは到底考えにくく、単なる延命効果だけで終わってしまう可能性が非常に高いのではないでしょうか。
 中小企業の代名詞のような大手の下請け企業となると構造的な問題であり、特別なオンリーワンの技術を持っていないと、そこから抜け出すのは容易な事ではないかもしれません。
 最近、読んだ話題の本「人生は勉強より「世渡り力」だ!」(岡野雅行著)はその点、とても参考になりました。
 
 我々、農業界では飼料や肥料価格の高騰が農業経営を圧迫しています。一部のJAなどでは農協で扱う肥料に対して一部補助を行う(商系と直接取引きしているところは当然!補助を受けることが出来ない?)などの対策が打ち出されていますが、金額的な問題も含め、未来迎合このような状況が続く限り、補助を受けることが出来る保障もありません。
 飼料や肥料にせよ、外部環境の変化を最大限受けない根本的な対策を打たない限り、
現在の状況を打破する方法はないのではないでしょうか。
 経営の大きな転換を求められていることは間違いないようです。

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