11月の支部例会が開催されました。現在、帯広支部が厚生労働省から受けている地域提案型雇用促進事業をかねて「地域資源を活かしたビジネスモデルの原点がここにある 里山の葉っぱが”ばあちゃん”を主役にした」と題し、最近、地域資源活用の成功例としてたびたびマスコミに取り上げられている徳島県上勝町(株)いろどり 横石知二副社長の講演を聞かせていただきました。
徳島県の中でも超高齢化が進む人口わずか2000人の町がなぜ、これほど全国的に注目を浴びるようになったのか、その馴れ初めから今日に至るまでを熱く語られました。
印象に残ったのは、おそらく日本で一番多くの高齢者がパソコンを使える地域ではないだろうかと言うくらいに高齢者が使える情報ネットワークを構築したということでした。
お年寄りが使える特殊なマウスも作ったのだそうです。
講演を聴き終えて、人口2000人、半分は高齢者、若い者はほとんど町に残らず、平らな土地もほとんどなく、あるのは人々のネガティブな気持ちだけからのスタートだったそうで、それから比べると、この十勝というのはなんと恵まれた地域なのだろうかという事も改めて痛感しました。