9月16日 考えすぎでしょうか?
秋の高校野球新人戦、我が息子の帯広三条高校は2回戦帯広農業高校に逆転で負けてしまいました。当初の予想通り7回まで両チームのピッチャーによる息詰る投手戦になりましたが8回に内野安打で1点先制したのもつかの間、その裏に抑えなければいけない先頭打者に四死球を与えセオリーどおりの逆転負けを喫してしまいました。
ゲームが緊迫すればするほど1球のミスが流れを大きく変えてしまう、まさに野球の怖さを感じた試合でした。
息子達は、これから来春高校生最後のシーズンをどのような結果で終えるのかを問われる長いオフシーズンに入ります。
収穫が進むにつれ、生産現場や新聞などの報道を通じて情報が入ってきています。
以前にも触れましたが、地域差や個人差は別として全体的に当初の予想以上の不作が見込まれる作物もあるようです。
生産現場を回っていると昭和58年にあった大凶作の年以降で1番悪い作柄ではないかという話もたまに耳にします。
今朝の北海道新聞の記事では北海道産小麦は販売予定量に対して34%という大幅な減産、コメに関しても先日、旭川の水田農家の方との話では報道発表されている以上に深刻な状況だと言っていました。
また、ある道央の水田農家の人は、特殊栽培米を作って直接販売を行っているが今年のような天候条件下ではどうしてもある程度以上の農薬などを使用しなければ壊滅的な減収になりそうで、それをお客さんにどうやって理解してもらおうかと悩んでいました。
せっかく人気の出てきた北海道産の小麦やコメが供給不足になったときそれを好んで食していた消費者はどうすればいいのでしょうか。
人間が毎日生きていくための食料は、美味しくて安心で安く安定的に供給される事に越した事はないのでしょうが、近年忘れていた”凶作”が何かを考えなければいけないと警告を発しているように感じるのですが考えすぎでしょうか?