3月30日 食料・農業・農村基本計画案の答申

今年度も残すところあと2日になりました。我が家の高校球児は今朝、四泊五日の九州宮崎遠征へ出発しました。最近の高校球児は何とも贅沢ですが、せっかくの機会ですから怪我無く充実した練習を行ってきてほしいもんです

 今後の10年間の農業政策の指針となる新たな食料・農業・農村基本計画案が農水大臣に答申されました。
カロリーベースでの食料自給率を50%に引き上げることを柱に自民党政権下での大規模経営農家に対しての集中支援を一転し、小規模であっても経営意欲ある多様な農家を戸別所得補償制度の導入などを通じて育成していく方針のようですが府県などでは高齢化などの理由により貸し出されていた農地が戸別所得補償を受けたいがための貸し剥がしが起きているとも聞いています。

 経営規模の大小に関わらず意欲ある農業経営者を支援していくという政策の転換には評価をしたいと思いますが、経営意欲も含め本当に農業でメシを食っている農家か、大規模家庭菜園程度の趣味の農家なのか画一的な基準だけではなく現状をしっかりと見極めた判断を是非求めたいものです。

 先日も紹介した月間「農業経営者」副編集長浅川芳裕氏著「日本は世界5位の農業大国」(大嘘だらけの食料自給率)を読み終え、改めて国の示す農業政策をじっくりと精査することが重要であると感じています。

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