昨日は、斎藤佑樹の入団セレモニーが札幌ドームで行われ、佑ちゃん一色の日でした。何だかんだ言っても経済効果はあるんでしょうねぇー。まぁこれも良しですな。
現在、同友会帯広支部の主催で「農商工連携人材育成セミナー」というものを開催しています。昨夜はそのカリキュラムが公開という形で行われました。講師はブログの「やまけんの出張食い倒れ日記」で有名な㈱グッドテーブルズ代表取締役山本謙治氏で「農産物の流通構造」~日本の食糧事情と消費動向~のテーマでの講演でした。
コンサルティングや講演で1年の半分を全国各地を飛び回っている”やまけん”ですが、現在の日本の食のおかれている現状、そのニーズに対するモノ作りと2時間半連続でしゃべりまくりました。
なかでも非常に興味的だったのは「エシカルソーシング」(倫理的調達)という話でした。仕入先を買い叩かないことや、生産過程においてコストを下げるために反社会的な生産が行われていないことなどが一つの消費基準になることで、何でもかんでも安けりゃいいというものにある程度歯止めをかけることにつながり、また、その商品を買うことが社会協力や環境問題にも貢献するという考え方だそうで、安売りで有名なアメリカのウォルマートの安売りを監視するNPOがあるという話にはびっくり!しました。
また、これから注目の食材は”国産の植物性油”だそうで、我々が現在取り組んでいる北海道産のナタネを化学薬品を用いないで低温圧搾する風味と香りを損なわない油の可能性を感じました。
最近、話題になっているTPPに関しては、農業VS他産業で論じるべきではなく、食べ物VS食べ物以外で論じるべきとの考え方を示しました。