9月29日 優れたリン酸の実証

中国漁船船長逮捕に端を発した尖閣諸島問題でハイブリッド車などに使用されるレアアースの輸入が停滞している問題ですが、ハイテク関連に限らず農業界ではリン資源は鉱物資源として日本国内に存在しないためその多くを中国からリン鉱石という形で輸入しています。

以前、このブログでも書いたことがあると思うのですが、西暦2000年頃まではリン資源はアメリカからの輸入が多くを占めていましたがその後、アメリカは原料としてのリン鉱石を輸出禁止の措置を行い、リン酸アンモニウムという製品の形にし輸出しています。

食料自給率の向上も大事かもしれませんが、実は農作物を作るための肥料(リン酸とカリ)もその多くを輸入に頼っているのです。

そんな中、今月札幌で開催された「日本土壌肥料学会」で酪農学園大学の土壌植物栄養学の松中照夫先生が食肉加工に利用された家畜の骨を炭化させ、そこに含まれるリンが非常に優れた肥料効果を表すとの発表をされました。
 正しく当社が永年に渡って販売を行ってきた「骨炭」のことなんです。
 
松中先生は、当社らが帯広畜産大学と「廃肉骨粉の再資源化」の共同研究のことも存じ上げていただいていましたので近々お会いし情報の交換をさせていただく予定です。

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