8月23日 転換を求められるのは畜産だけではない?

今日もまた、朝からジリジリと強い日差しが照りつけています。昨日は輸入穀物の争奪や価格高騰により畜産経営を見直さなければと書きましたが、畜産だけではなくと畑作経営も見直さなければいけない状況が訪れているようです。

最近の北海道新聞の記事ですが、ビート(砂糖大根ですな!)は、輪作体系の中に組み込まれた作物でした。しかしながら新聞記事によると年々その作付け面積は減少の一途をたどっているようです。事実、うちの取引先農家の方たちでビートの生産を止めた方も少なくありません。その理由として近年の温暖化などの影響で病気の発生や糖度の減少など収入に対して生産費が掛かる。現実的に人件費を計算すると春早くから秋遅くまでかなりのコストになる。元来、寒冷地向けの作物であったビートのメリットが無くなってきたというもの。
それでもビートを作り続ける農家の方たちの理由としては、他に作る作物が無い、機械類の償却が終わっていない、コストの掛かる移植から直播に変えるなど、それぞれが対策を考えているようです。

私、個人の考えとしては今までの、目一杯作物を作るという考え方から畑を休ませるというのも一つの方法と考えますが、どうでしょうか?

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