10月31日 今月もいろんなことがありました。

時間が経つのが本当に早く感じます。でも農作物や家畜が育つ時間は積算温度や栄養量などの問題であって、人間がただ早く感じているだけの話しなんですよね。これを世間一般では歳をとったと言うのかも知れません。(笑)

今年の秋は比較的天候にも恵まれ収穫作業もほぼ順調に進んでいるようです。地域差、個人差はいつもの事ながらあれど相対的にはまずまずの出来秋を迎えたのでは無いでしょうか。

十勝を代表する小豆は今年は豊作模様で価格が保証されている訳ではない雑穀は価格も安くなっているようです。それに対して現在不足なのが生乳、年末のバターやクリームなどの需要期に向けて原料の緊急輸入なども行われるようです。世界的に乳製品の需要が伸び供給が逼迫している中、主食では無いとは言えいつまで海外から安定的に購入することができるのかその保証は無いようです。

そのような状況下、乳業メーカーは生乳の確保が深刻になっているようです。十勝管内の大規模酪農法人が系統出荷から離脱し直接本州へ生乳を送り始めたと言うニュースは生産現場においても大きな反響を巻き起こしました。
このような出来事も時代の変化に対応できない制度への不満の表れなんでしょうね。

また、つい先日は大規模肉牛生産法人に対して金融機関が数十億円規模の協調融資を行なったと報道され、こちらも大きなニュースでした。
農業の法人化や大規模化は一つの時代の流れなのかも知れませんが、あくまで法人化や大規模化は手段の一つであり目的ではありません。
残念ながら農業は大きくしても生産コストは一律には下がらないんです。

アベノミクスの影響なのか人手も不足しているようですね。ここ十勝でも高卒者の求人が近年と比べてもかなりの高さを示しているようですが、どうも実感として景気の良さを感じることが出来ません。将来を悲観したくは無いのですがメディアの報道に対しても全てが懐疑的に感じるのも歳をとって来た証しなのでしょうか?

 

 

 

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