10月22日 全道経営者”共育”研究集会

毎年、今頃の時期に北海道中小企業家同友会の研修会が北海道内の各支部持ち回りで開催されています。
 研究集会は各分科会に分かれており、私は今年は「産学官連携とものづくり」のテーマを設けた分科会で産学官連携の事業の進め方を勉強してきました。

 今年の研究集会のメインは何と言っても翌日に行われた記念講演でした。
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夏の甲子園連覇と同時に3年連続の夏の大会決勝進出の偉業を成し遂げた駒澤大学付属苫小牧高校野球部の香田誉士史前監督に「夢追い続ける」の演題での講演です。
 今まであらゆる所からの講演依頼を断り続けたきたらしいのですが、いろいろな面で香田前監督を支えてきた方が苫小牧支部の役員で、さすがにその方の頼みだけは断るわけには行かないと、快く引き受けいただいたとのことでした。
 正直なところ、今まで講演などした事がない方なので決して冗舌に語ったわけではないのですが、やはりそこは頂点を極めた人、ビシビシと伝わってくるものを感じました。

 中でも特に印象に残った事は、企業経営者にも通用する事として、ただ一方的に支持や命令を出し、それに対して元気な「はい!」という返事だけが帰って来ることだけを指導者として満足してはいけないということでした。結局のところ本人は元気良く大きな声で返事さえしていれば監督に怒られず、また同じ間違いを起こしてしまい、実はいろいろな場面において自分が何をしなければいけないかわかっておらず、チームプレイにおいてはそれが大きな損失に繋がってしまうということです。
 企業で言うならばトップの都合のいいようなイエスマンを作る事が、場合によっては企業の不祥事や発展を妨げてしまうといったところでしょうか。
 
 昨年の旭川開催の研究集会では旭山動物園の小菅園長、そして今年は香田前監督と二年連続で日本一のお話を聞くことが出来ました。

 オプションツアーでは、G1七冠馬のディープインパクトの見学予定だったのですが、天候の関係でキャンセルになっていまい残念でした。
 来年は北見での開催となりますが、どのような勉強が出来るのか楽しみです。

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