農業経営部会設立２０周年の記念例会が開催されました。

「食料・農業・流通事情と企業（農業）経営」と題して、元コンビニエンス・ストア・ローソンの代表取締役を務め、現在「全日本農・商・工連携推進協議会」会長で株式会社都築経営研究所代表取締役、都築冨士男氏に講演をいただきました。

高知県の稲作農家の生まれである都築氏は自らも身体の中に農業のＤＮＡがあると語り、ダイエー入社時の話に始まり、永年にわたり流通業界に身を置いた経験から現在の世界情勢や全国各地で展開されている農業ビジネスの実例を挙げ、農業・農村活性化のための課題として、①マーケティング力の向上
②トータルコストの低減
③農商工連携への取り組み
の重要性を語られた。

　講演の中で「課題の明確化と解決のための仕組み作り」が重要であると言われ、それが経営者にとって一番に重要な仕事であると幾度も強調されたのが印象に残りました。