7月29日 WTO交渉決着?

十勝管内も小麦の収穫が本格化してきました。小麦の乾燥には灯油を燃料として使用するので、少しでも気温が上昇し乾燥費用が削減されることを願いたいものです。
 
 8年越しで行われてきたWTOの多角的通商交渉(ドーハラウンド)が決着に向け大詰めを迎えているようです。
 日本の輸入農産物に対しては、日本政府が主張する重要品目8%はここに来て、どうも通用しそうにもない状況のようです。
 仮にWTO交渉が議長調停案どおりに決着した場合、大幅な関税削減を求められ、国内農業は壊滅的な打撃を受けることになります。
 
 8年前に始まったドーハラウンドですが、世界的な食料争奪競争にある現在、食料に関してどうしてもこの交渉を決着させなければいけないのでしょうか。私は時代錯誤に思えて仕方ありません。
 日本政府は、先日、食料自給率50%へ向けた方針を探るとの表明も示したようですが、これも全く絵空事に思えてなりません。

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