8月に入り、十勝地方は7月の曇天を一気に挽回するかのような暑い日が続いています。
十勝支庁が、昨日、5日に管内の農作物生育状況を発表しましたが、それによると7月の中・下旬の天候不順で馬鈴薯の一部に疫病が発生した以外は全ての主要作物は順調に生育しているとのこと。このまま収穫の秋まで突入して欲しいものです。
農林水産省が5日、2007年度の食料自給率(カロリーベース)が前年度の39%から40%に回復したと発表しました。
以前からこの食料自給率(カロリーベース)の数字というのがまともに思えないのです。まず以前に聞いた話ですが、食料自給率をカロリーベースで計算するのは世界の中でも日本と韓国しかないということ。
新聞にも書かれていますが、国内生産力の高い品目と消費者ニーズのズレも目立つということや昨年度に関しては、国産小麦の「豊作」が重なった事も40%の回復に繋がった原因というものです。
またそれに対して、福田新内閣の太田農水相は「自給率上昇の芽が出てきた」と評価したようですが、実態を本当に分かってるんでしょうか?
でも確かに飼料用穀物の高騰の影響で自給飼料利用率は上がっていかなければいけないでしょうし、食べ残しの食料や規格外の野菜などが飼料化されていけば食料自給率は自然と上がっていくことになるかもしれません。