12月7日 九州出張

先週末から、宮崎、熊本へ行ってきました。
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12月とはいえ、そこは南国宮崎、師走と言うことを忘れてしまいます。画像は昔の新婚旅行のメッカ、日南海岸です。

何をしに宮崎まで行って来たのかと言うと、これですわ!
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これ、何かわかります?

実がなると、わかると思うんですけど東国原知事で有名になった”マンゴー”なんです。
最近、新聞やニュースで見た方もいるかも知れませんが、今、音更町で十勝川温泉の熱を利用して”マンゴー”の栽培を行ってるって聞いたことありませんか?
 ひょんなことから、十勝でマンゴーを作ろうという話になったそうで、そのときに栽培指導に来た宮崎のマンゴー農家さんが、十勝のナタネカスを、えらく気に入ってもらいまして、それで実際に本場のマンゴーの栽培状況を見に行こうと言うことで十勝の”マンゴープロジェクト”のメンバーと一緒に行って来ました。

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今回、現地でマンゴーの栽培法やお世話をしていただいた永倉さんです。意外だったのは宮崎でのマンゴー栽培の歴史はそれほど古くなく、まだ20年ちょっとしかないそうで、多年性のマンゴーは何年収穫し続けることが出来るのか、まだわからないんだそうです。剪定をしたり接木をしたりすることで、一番古い樹では23年目の樹からも収穫できています。それにしても作業はもちろんすべて手作業ですが大変な細かな作業が多いようです。

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  品質が良く糖度の高いマンゴーを作るには、やはり有機質の肥料が重要のようで、従来からも輸入のナタネカスを反当たり200~300kgほど使用しているそうですが、やはり輸入されたものは溶媒抽出させ温度を掛けて搾っているため品質があまり良くないのだそうです。
 北海道のナタネカスを九州まで持っていくのかと怒られそうですが価値を認めていただけるところで使用してもらうことが大事です。

永倉さんは、現在マンゴーを55アールのハウスで栽培しています。(宮崎でも霜が降りることがあるのでハウスで温度管理をしながらの栽培です)ちなみに反収は600万円!前後になるそうです。

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永倉さんに日南を案内してもらいました。永倉さんは町おこしにも深くかかわっていて道の駅の運営などもやっています。
ここの道の駅のマンゴーソフト、一番売れるときには1日で2000個近く出るそうで!

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さすが南国宮崎!道の駅の直売所にあるのはご近所野菜ならぬ”ご近所果樹”でした。

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夜は、永倉さんの案内で地元のおいしいものをたくさん頂きました。

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やはり宮崎といえば、これまた東国原知事で有名になった”宮崎地鶏”炭火焼も刺身もサイコー!

でも宮崎は昔からカツオが有名なんだそうです。
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しかしながら現在はカツオの船に乗る人も少ないようでインドネシアからの研修生を利用していました。あちこちでインドネシア人を見かけましたが。一次産業のおかれている状況はどこも同じなんですなぁ。

今年の冬が暖冬傾向なのは九州もご他聞に漏れず同じですが、ただ北海道と違うのは車に乗るとエアコンが必要だということでした。
あちこちで、クリスマスの飾りを見かけましたが、やっぱりクリスマスには雪が似合います。

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