浦幌町は、十勝管内の一番東に位置する町です。
私が、家業を引き継いだとき一番力を入れて営業に回ったところが浦幌町です。
現在でも、20数年に渡って取引をさせていただいている、お客さんがたくさんいます。

島田牧場さんは、草地を細かく区切らない放牧酪農を永年にわたって実践しています。
草種も、あえてこだわらずに、ケンタッキーだろうが、芝ムギだろうが生えている草を牛達が自由に食べています。


島田さんのところで、変わった連動スタンチョンを見せてもらいました。
「ツームストーン型」と言うんだそうな?

こちらはボーンエースハイカルを使っていただいている、玉置牧場さんのところではスチールサイロの解体作業をしていました。
スチールサイロといえば、近代酪農の代名詞などと言われた時代もありましたが、バンカーサイロの普及や、維持費が掛かるとの理由からスチールサイロを現在、使用している酪農家はごく少数派になってしまいました。
スチールサイロは使用していなくても建っているだけで固定資産税がかかります、現に玉置さんのところでもスチールサイロを使用しなくなってからも、年間数十万円の固定資産税の支払いをしていたそうです。壊してしまえばいいだろうと言う方もいるかもしれませんが、国の事業で作られたサイロは、それは頑丈で、ちょっとやそっとでは壊れない優れもの?なんです。
ところが時代の流れというのは恐ろしいもので、中国などの鉄需要の伸びにより、この鉄の塊が時として立派な資源になってしまったようで、鉄クズ屋さんが来て解体してあげるから、鉄は下さいとのこと。日本では邪魔者になってしまったスチールサイロが中国でビルや車などに変わってしまうのでしょうか。