昨日、農業経営部会新春例会が、行われました。「十勝の農産物(小麦をベースとした)のブランド化と流通戦略」~江別製粉の取り組みから~ をテーマに、江別製粉㈱常務の佐久間良博氏を講師に迎え、講演をいただきました。
日本一有名になった硬質小麦「ハルユタカ」の地域ブランド化を例に「江別麦の会」の活動や日本国内で流通している小麦の品種や特性、その中でも国産麦に対する消費者の新たな認識など、今後の国産小麦に対する可能性の大きさを感じました。
また昨年より、十勝でも作付けが始まった「キタホナミ」に関しては、輸入麦で有名な豪州産品種ASWよりも品質は優れているのではないかとの報告もあり、国産小麦のターゲットとして、大手需要者より家庭向けやパスタなどで使うイタリアンレストランなど、市場規模を考慮した販売戦略が必要だ、とのアドバイスもされました。
なお今回の新春例会は、日本政策金融公庫帯広支店農林水産事業の補助金をいただいて開催されました。ありがとうございました。