先週の土曜日に行われた、同友会帯広支部の地区界交流会に参加してきました。
20年ぶりに開催された今回の地区会は清水地区会のホストで行われ、交流会に先立って清水町内の様々な施設を見て回りました。
その中の一つで最近話題で、完成間近のバイオエタノール製造プラントでは、清水町の職員から説明を受け、現在の試算によると、操業開始10年後には赤字額が累積で30億円ほどになるそうです。しかしながら北海道農業全体の粗生産額1兆円のわずか0.3%程度の先行投資ということで各方面にご理解いただいていると言うのですが、なんとも理解のしがたい話であるような気がします。このPJの構想がいつごろから行われたかも知れませんが、現在の食料を取り巻く状況からすると、この施設を農業系統団体が運営していくと言う事自体も納得行く説明がなされるのでしょうか、聞くところによると、この製造プラントに納入する原料の規格外小麦は現在、飼料向けに回されているものより更に単価が低いそうで、そんなところに環境のためだからと、喜んで安い単価で収める農業者がいるとも思えません。