6月17日 ますます自給飼料が重要に

世界的に食料価格がますます高騰してきています。

 飼料に使用するトウモロコシ価格もシカゴ穀物市場では過去最高値を更新しているようで配合飼料価格の一段の値上げは必至と見られます。

  昨日は稚内、旭川と道北方面へ出張に行ってきました。
稚内樺岡ファームさんではちょうど1番牧草の収穫が始まりました。
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400ヘクタール弱の面積をすべてロールパックサイレージにして収穫します。
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地域の酪農家から牛を預かり夏場は放牧を主体として種付けまで行い分娩が近づくと酪農家へ牛を返し、その間の預託料が牧場の収入となります。
 草地の力を引き出し良質な草を育てることで預託頭数も増え収入が増えるのですが、北海道内の公共牧場はそのほとんどが赤字経営で町村から赤字補てんを受けているのが実情ですが、樺岡ファームさんは立派な黒字経営です。
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牧場内のあちこちに積まれているのは地域資源であるホタテの貝殻です。
これをスリンガータイプのマニュアスプレッダーで粉砕し、放牧地の通路や水のみ場などの泥ねい化し易いところへ敷き詰めて使います。

勉強熱心な樺岡ファームの運営を担っている嶋村社長さんは、他にも様々な取り組みを行っていますがトップの考え方ひとつなんですね。

今回の出張は二日間で900kmを走って来ました。さすがに疲れたー!

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