春先の雨不足から一転、本州方面が続々入梅する中、北海道もまるで梅雨のような天気が続く模様です。
昨日は、今春から十勝支庁に着任された新支庁長の竹林 孝氏を迎え「農業王国十勝への期待~食の安心・安全、ブランド化に向けて~」のテーマで6月例会の講演をいただきました。
竹林支庁長は、北竜町の生まれで実家は富山から入植し、現在は弟さんが五代目の水田経営を引き継いでいるそうです。
道庁入庁以来、農政畑一筋で支庁長着任で農業以外も幅広く関わらなければいけない中、農業だけの話をするのはしばらくぶりだったそうで、農政部時代は、食の安全推進局長を努められたこともあり、今後の生産、流通への取り組みに関して幅広い見識に基づいた専門的なお話をいただきました。
質疑応答では農経部会員から積極的な意見や感想も寄せられ、竹林支庁長からは大手流通グループのコマーシャルに出演し、苦情を受けたことなど裏話も聞かせていただきました。もちろんこれに関しては北海道の進めるキャンペーンに流通グループが協力した形なのだが、コマーシャルを見ただけでは残念ながら北海道としての取り組みだと言う事が理解されていないとのことでした。
例会後の懇親会では気さくな竹林支庁長の人柄も相まり、良い交流をさせていただき農経部会の会員の中には農政部時代からの付き合いがある会員も多く改めて我々の活動自体にも評価をいただきました。