6月25日 将来の農業応援団

 昨日の帯広の最高気温は予報どおりの13℃台、一方、関東方面では39℃を越えるなど6月としては記録的な暑さのようです。電力規制の今夏、本州の皆さんは先が思いやられますね。北海道はいいですよー!
 
 ところで、ここ数年本州の高校生が修学旅行で北海道を訪れた際、農業体験を行う学校が少しずつ増えているようです。十勝管内でも「農村ホームステイ」と称して、我々農経部会会員の農場でも受け入れに積極的に取り組んでいます。
 受け入れる農場にもいろいろと手間が掛かることとは思いますが、こういうことってとても大事なことだと思います。

 一般的に十勝の農家は、現在でも政府管掌作物の生産が中心で、いわゆる原料作物って奴で生産された作物がどこの誰にどのように利用されているのかがわかりづらいものです。
 良い悪いは別にして、顔の見える相手に対してモノを生産するのとそうでないのではおのずとやりがいや思い入れは変わってしまい必然的に農の生産現場とそれを消費する都会の距離は物理的にはもちろんのこと精神的なつながりなどはなくなってしまうでしょう。
 
 現在の日本は世界中から安価な食品が怒涛のごとく押し寄せてくる中で(もっとも最近はこの補償さえ危ういですが!)生産者はただ作るだけ、消費者は自分達の食べているものがどこでどのように生産されていることすら興味も無いとするならば、この国の将来に悲劇的な事態が起きることはあまりにも明白だと思います。
 
 将来の日本を背負っていく学生達が食料生産の現場にほんの短時間でもかかわることで彼らが大人になったとき、人間が生きていくための糧がどのように生産されていたか記憶に残すことこそが将来の農業応援団につながることと思います。

 さて明日からは、いよいよ夏の甲子園に向けた全国高校野球選手権大会十勝支部予選が始まります。昨年の今頃は我が家も息子たちの最後の大会に向け力が入っていました。今年の1回戦も何の因果か昨年息子らが惜敗した相手になってしまいました。後輩達には昨年の先輩達の悔しさを晴らして欲しいモンです。

 一方競馬は上半期の総決算、夏のグランプリ「第52回宝塚記念」が開催されます。藤原英昭厩舎のエイシンフラッシュ、前走、春の天皇賞は惜しくも2着でしたが、今回は上り調子で本命ブエナビスタにどこまで食い下がれるか期待大!今週末もイベント目白押しです。

ページトップへ戻る