12月2日 情報に惑わされない

12月に入りました。この時期暇なわけがありません。特に今年は本社を移転したのであらゆる届出や住所の変更など行わなければならず、年末の繁忙期と重なり、いつもの年以上に忙しいです。それにしても法務局への法人の移転登記印紙代3万円、代表取締役の住所変更印紙代1万円は高すぎないかなぁー?

 世界はすっかり「ウィキリークス」なるものに振り回されています。匿名による(今回は暴露者が国際手配されたようですが)政府や宗教などの機密情報をネット上で暴露するものだそうですが、何とも大変なことになったもんです。特にアメリカは外交上の本音?などに関する情報が相当情報流出しているようで言い訳に必死です。

 ネットが普及して、我々自身も仕事上便利になったことは事実ですし、経営資源やビジネスツールとしての情報が重要であることは間違いありませんが、時として知らなくたっていい情報だってあるはずです。

 この前の尖閣諸島沖の中国漁船衝突映像にしても、あの映像が誰も見ることが出来なかったらその後の我々の感情は変わっていたかもしれません。(あの映像は見ることが出来て正解でしたが)

 農業経営においても情報が重要な経営の資源になることは間違いありませんが、情報の溢れかえる時代だからこそ、その情報を判断する能力または確かな答えを導いてくれるブレーンが必要ではないでしょうか。

 私が今から18年前に中小企業家同友会に入会したときに時の大きな運輸会社の会長さんが、こう言いました。「何を知っているかではなく誰を知っているかが大事である」と、今でもこの言葉は忘れることが出来ません。

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