12月19日 農業に対する見方が変化してきた?

昨今の地球温暖化問題などに結びつく、相次ぐ食品の値上げと原油高によって国内農業に対する見方に変化が出てきていると感じるのは私だけでしょうか?
 
 以前でしたら、国内で作る農産物はコストが高くついてしまうので、海外から安いものを入れたほうが良いという考え方が経済の専門家などでは主流だったように思います。
 もちろん、これは安全なものが安定的にとなれば、国際分業論も全く否定するものではないのかも知れません。
 しかし現在はどうでしょうか、相変わらず安いだけのものもありますし、たまたま先方の条件が整って生産が増加したりすることもあるでしょう。
 事実として中国などからの野菜などの輸入量などの減少しているらしいです。

 一般消費者が安全なものを安定的にと望むなら、やはり国内農業を育てていかなければいけないのではないでしょうか。
 日経新聞に「食糧争奪」経済人3氏に聞く、のはじめに、伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏はコメに関して最後に「水田は治山治水など国土保全上の重要な意義がありコメは多少高くついても日本として守っていく必要がある。農家への安易な補助金には賛成できないが農業は重要な分野だと国民が認識する必要がある。」と締めくくっています。全く同感です。丹羽会長さんは日本でプロの農家を育てていくNPO法人の役員を務めていますが。やはり経済界からもこのような視野にたった考え方を持つ方たちが増えていくことを期待したいです。

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