《事例19》平成29年12月 とても味が良いジャガイモが出来ました

2019年4月12日
(株)尾藤農産

芽室町にある(株)尾藤農産の尾藤光一社長は4代目の畑作農家です。

現在の耕作面積は120haと十勝でも有数の大規模経営で今年は小麦60ha、大豆20ha、ジャガイモ30ha、ナガイモ5ha、ニンジン2ha、蕎麦3haを作付けしました。

ジャガイモは都市圏の高級レストランなどと直接取引をし、近年では自社原料を用いた農産加工品の開発や商品化にも力を入れています。
26年ほど前から地域の仲間と共に土つくりを勉強する「SRU」Soil Reserch Unionと言う組織を設立し、精密な土壌診断を行いコンサルタントから施肥設計の指導を受け、無駄な肥料や農薬使用量の削減に努めています。
多種多様な土壌微生物が生息できる土こそ持続的に安定した作物生産が可能になり、お客様に美味しいと言われる農作物作りが出来ると尾藤社長は断言されます。
光合成のエネルギーで育つ作物に対し如何に多くの太陽の光を当てることが出来るのか、葉が茂りすぎてお互いの葉が重なり合うことの無いように施肥量は適正に、特に光合成能力を高めるミネラルのバランスにはとても気を使っています。
「唐津酵素」は昨年の小麦の雪腐れ防除時に薬剤と混用で使用を始めて、今年の春からは全ての作物に使用して頂いた結果、ジャガイモ、特に男爵の味が今までの中でも特に甘みが強いと感じたそうで直接販売を行う(株)尾藤農産さんに於いて味の良さは何をおいても一番重要なことです。

現在、十勝の農家の耕作面積が約40haほどと言われる中、その2.5倍の面積を大型機械の効率的な利用により家族中心の労働力で作業をこなし、共同で飲食店の経営や海外への農産物輸出などにも積極的に携わり経済団体の役員なども務める尾藤社長の行動力には頭が下がります。

今年の春からは大学を卒業した長男の有哉さんも経営に参画し、今後ますます(株)尾藤農産の発展に大きな力となることは間違いなさそうです。

ページトップへ戻る